台湾著作権法行政解釈「令函案號: 電子郵件1000304b」

令函案號: 電子郵件1000304b

第三者が民法の規定に基づき著作権を時効取得できるか否かに関して、知的財産裁判所98年度刑智上訴字第44号の判決趣旨によれば、一定時間他人の物を占有した場合は物件を取得し、これは長期占有により秩序を形成する時効取得制度を尊重するものである。一方で、著作権法の目的は「著作者の著作権を保障し、社会の公共利益を調和し、国家文化の発展を促進する」ことで異なっている。よって、著作財産権に民法第772条の規定は準用できない。





「中国語原文」
令函案號: 電子郵件1000304b
令函要旨: 一、依著作權法(下稱本法)規定,著作係屬於文學、科學、藝術或其他學術範圍之創作,且著作人於著作完成時即享有著作權,因此,甲所創作之該十本書的內容如具有原創性,即為本法所稱之語文著作,於完成時即受本法保護。
二、至於第三人得否依民法規定,對於該十本書之著作權主張時效取得一節,依智慧財產法院98年度刑智上訴字第44號判決之意旨,以一定時間占有他人之物而取得物權、以尊重長期占有之既成秩序之時效取得制度,與著作權法之「保障著作人著作權益,調和社會公共利益,促進國家文化發展」之立法目的有別,因此,著作財產權不能準用民法第772條規定,主張時效取得,請參考。
三、以上說明,請參考著作權法第1條、第3條、第5條、第10條、民法第768之1條、第772條及第966條之規定。