台湾での車の運転
台湾での車の運転

はじめに
台湾で車の運転をすることもあると思います。ここでは、台湾で車を運転するための方法を紹介します。
台湾で教習所に行く方法も費用が安く、また講習時間も短いため便利ですが、実際には日本の運転免許証を持参している方が多いと思いますので、日本の運転免許証を持参していることを前提にお話します。
基本的には、日本の運転免許証に基づき翻訳文を手に入れ台湾で運転する方法と、台湾で日本の運転免許証を台湾の運転免許証に切り替える方法があります。
また、台湾は国際免許証が使用できませんのでご注意ください。台湾で日本免許を使って運転する方法
台湾では、日本の国際免許証は使えません。しかし、日本の運転免許証を中国語翻訳文と共に携行すれば、短期・中期滞在でも合法的に運転できます。
1.翻訳文による一時運転(短期滞在)
日本で取得する場合
JAFのHPにて受付(日本の運転免許証を台湾で使うための中国語翻訳文について)
台湾で翻訳文の入手(入境後1年以内かつ日本の運転免許証の有効期限内)
申請場所:
日本台湾交流協会台北及び高雄事務所の窓口で申請
必要書類:
●運転免許証中国語翻訳文申請書
●申請時点で有効な日本の運転免許証
●現有旅券
2. 台湾免許への切替(長期滞在)
- 対象者:居留証(ARC)6か月以上所持+翻訳文発行日から1年以内
- 申請先:交通部公路總局監理機関
必要書類
●申請書(監理機関に備え付けのほか、一部の機関のHPからダウンロード可能。)
●台湾の居留証(居留期間が6か月以上のもの)
●日本の運転免許証
●日本の運転免許証の中国語翻訳文(有効期間は発行日から1年以内)
●旅券の原本
●写真2枚
身体検査(台北の免許証の身体検査病院一覧)が必要 ※身体検査の結果は申請書に記載してもらう。
駐在やワーホリで1年以上滞在する場合は、運転の安定継続のためにも切替を推奨します。
台湾運転免許証の更新
台湾の運転免許証は、日本の運転免許証と同様で有効期限があります。ただし、現在台湾人の運転免許証には有効期限の記載がありますが、法律に基づき永久有効になっています(永久居留証を取得した外国籍も同様)。そのため外国籍の方のみ、更新する必要があります。更新するには1年以上の有効期限がある居留証を所有している必要があります。この1年間は居留証が交付された日より起算して1年であり、運転免許証の更新申請日から1年ではないのでご安心ください。
必要書類:
●現在の台湾運転免許証
●写真
●居留証(有効期限1年以上)
居留証の有効期限1年は、公布日より起算して1年あれば免許証の更新可能。 その場にて即日発行可能です。
車検(定期検査)制度と流れ
台湾では車両所有・使用に際して**定期的な車検(檢驗)**が義務付けられています。
- 期間:
- 新車5年未満:不要
- 5年以上10年未満:年1回
- 10年以上:年2回
- 開始時間:一般的に朝8時開始。30分ほどで完了
- 手順:
- 車検場(監理所または民間)へ車両を持ち込み
- 行照(車検証)提示&手数料支払い
- 検査実施(光軸・制動など)
- 合格後、行照裏面に検査日を記録
- 所要時間:約30分(混雑なければ10分程度)
車検場の種類と選び方
タイプ | 特徴 | 注意点 |
政府監理所 | 正規機関。価格安定 | 所在地に限りがあり、自走が必要 |
民間検査場 | ディーラーや提携工場対応 | サービスが異なるので、事前確認がベター |
自治体によって監理所の取り扱いが制限されているため、近隣の有無と口コミチェックが重要。
費用・再検査・注意事項
- 料金:
- 普通車:NT$450(10年超車は2回目にNT$3,000)
- 再検査:修理が必要な場合、整備場で実施。7日以内は無料(翌日以降450元〜)
- 強制保険の有効期限が30日未満だと車検不可。事前更新が必須
- 自賠責証明書の提出義務はなく、電子化システムで確認可能。
- 不合格の原因例:警告灯設定、光軸ずれなど。整備後の再検査を早期手配しましょう
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