外国人の統一証明番号申請方法
外国人の統一証明番号申請方法

注意事項
2021年1月2日より外国人の統一証明番号が変更になりました。
以前の番号を使用している方は、変更が必要になります。
この変更は、居留証の変更に伴い、新たな統一証明番号が自動で付与されますが、銀行や病院等の更新が行われるものではありません。そのため銀行、病院、保険など全て自分で更新する必要があります。
特に保険等に関しては、番号変更に伴い新規契約と判断され、更新割引等を受けることができないこともあります。その場合は、保険会社に説明すれば更新扱いにできます。
はじめに
目次
はじめに
台湾で生活・留学・就労・ビジネスを行う外国人にとって、統一證號(Tong-yi Zheng-hao/統一証明番号)は不可欠な個人識別番号です。特に2021年1月2日以降、外国人の統一番号制度が変更され、新たな運用ルールが導入されたため、既に番号をお持ちの方も「更新・照会・変更対応」が必要になるケースがあります。 本記事では、外国人が台湾で統一証明番号を取得・変更する際の具体的な手続き方法・必要書類・変更の影響・各種機関への対応について、筆者の実体験を交えて詳しくご紹介いたします。
統一證號とは?役割と必要性
「統一證號(統一証明番号)」は、台湾に滞在する外国籍の個人に付与される識別番号で、日本のマイナンバーに相当するものです。
🔑 用途の例:
- 銀行口座の開設
- 保険加入・更新手続き
- 就労届・アルバイト申請
- 医療機関での診療登録
- 携帯電話・ネット契約
- 税務申告・居留証(ARC)取得時の照会
統一証明番号は、単なる識別番号にとどまらず、台湾社会におけるあらゆる制度の入口であり、これがないと様々なサービスに関する申請ができません。
申請できる対象者とタイミング
✅ 統一證號(統一証明番号)を申請できるのは以下のビザ保持者:
- 停留ビザ(短期語学・観光等)
- ワーキングホリデービザ
- 居留ビザ(就学、就業、結婚など)
- 永久居留証保持者
ARC(居留証)取得前でも申請可能です。特に銀行口座開設や保険加入を希望する場合は、先に統一證號を取得しておくと手続きがスムーズになります。
統一証明番号を取得した後にARC(居留証)を申請した場合は、ARC番号(居留証號碼)は統一証明番号の番号と同一になります。
統一證號の申請手続き【現地・代理申請】
🔹 申請場所
- 内政部移民署(National Immigration Agency)
全国各地の移民署で申請できます。最寄りの事務所はこちら:
👉 移民署公式ページ
🔹 持参書類(本人申請の場合)
必要書類 | 補足説明 |
申請書 | 各移民署窓口またはHPで入手可能 |
パスポート原本 | 有効期限内のもの |
パスポートのコピー | 移民署内でコピー可 |
🔹 代理人申請の場合
· 申請書を記入し、指定欄に委任状を記入。
· 委任状。
· 受任者(代理人)の身分証明書の原本(身分証またはパスポートなど)(確認後に返却)。
2021年以降の統一證號変更と番号の構成
🔁 旧番号 → 新番号の違い:
旧番号は「1文字+9桁」で外国人向けに構成されていましたが、
2021年1月2日以降、台湾人と同じ構成の番号に統一されました。
- 例)
旧番号:A123456789
新番号:F234567890
✅ 切り替えの自動化について
新しい居留証を発行する際に、新形式の統一證號(統一証明番号)が自動的に発行されます。
ただし――
🛑 各機関(銀行、保険、病院など)には自動で反映されません。
自分で更新手続きを行う必要があります。
番号変更に伴う影響と注意点
❗ 番号が変わると何が起きるか:
項目 | 影響 | 対応方法 |
銀行 | 再本人確認が必要 | 旧番号と新番号の証明書を持参し手続き |
保険 | 「新規扱い」される可能性あり | 保険会社に「番号変更に伴う継続契約である」と説明 |
医療機関 | 診察履歴が紐付かないことがある | 新番号で再登録/事前申告が必要 |
よくあるトラブルとその解決策【体験共有】
📌 事例1:保険の更新が「新契約扱い」になった
→ 割引が消滅し保険料が大幅に上昇。
→ 保険会社に「番号構成変更である旨の説明書類」を提出し、過去契約の継続として再処理。
📌 事例2:銀行で口座凍結された
→ 旧番号のままで口座が動かせなくなった。
→ 銀行窓口で「番号変更に関する説明」と新旧番号の書類提示により、本人確認を再登録し復旧。
まとめ:統一證號は「身分の証明書」そのもの
台湾での生活や就労・学業・事業を安定して行うために、統一證號(統一証明番号)の取得は極めて重要です。
そのため、計画的に取得するようにしましょう。
詳しくは各移民局にご相談ください
注意事項
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ビザ等の内容は常に変更されますので、ご自身で直接ご確認ください。